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ケータイのＧＰＳを使ったリアル移動の脱出ゲーム！
「相対位置情報」による新感覚の位置情報コミュニケーションゲームです。

●１．「リアル脱出ゲーム」とは？
「脱出ゲーム」というものがあります。
「ある朝起きたら、見知らぬ部屋に閉じ込められていた」とかいう理不尽なアレです。
で、脱出するには鍵が必要、鍵を手に入れるには引出しの鍵番号が必要、鍵番号を知るには部屋のどこかの落書きを見つけることが必要、というアレです。
ゲームの中で苦悩する主人公とはうらはらに、プレーヤーのあなたは他人事のように寝そべりながら遊べるアレです。
これを「位置情報でリアルに移動」しないとクリアできなくしたのが、「リアル脱出ゲーム」です。
少しはゲームの中の主人公の苦しみを味わえ、ってことです。

●２．相対位置情報とは？
「実際にいる場所」ではなく「今いる場所から東西南北にどれだけ進んだか」がゲームの世界に反映されます。
つまり北海道の人と沖縄の人がゲーム上で並ぶこともあれば、東京と横浜の人がゲームの中で一番遠くになることもあり得ます。
相対的な移動がゲームにどう作用するか？を楽しめると同時に、プライバシーが守られるという効果もあったりします。

●３．ゲームの概要
■設定■
脱出ゲームというくらいですから、どこかから脱出するのでしょう。
「そこがどこなのか」「どこから脱出するのか」「どこへ脱出するのか」・・・これらは移動しているうちに少しずつ明らかになっていくことでしょう。
例によって妄想アイテムなどのスチャラカした世界が展開されます。
しかし終盤に向けて「笑って笑って気が付いたら背筋がゾゾゾ」 という設定です。
本当の監獄とは何かが分かるでしょうか？
最後に待ち受けている看守は、とても「悪質」な予感がします。

■開始■
まず入獄（登録）します。
好きなニックネームとパスワードだけでＯＫ。
しかしゲームの中では、あなたのニックネームは一切表示されません。
プレーヤーは皆「囚人番号」で識別されます。
つまり匿名。

舞台の背景と目的が簡単に説明されるので、目を通したらゲーム開始です。プレーヤーのスタート地点はランダムに振り分けられます。
脱出を目指して移動しまくりましょう。

■移動■
でも「相対位置情報」の世界なので「自分の出発地」「移動方向」「現在地」を頭に入れて移動しないと何がなんだか分かりません。

テーブルトークＲＰＧのように、適当な紙に地図を描きながら進めると面白いかも？
でも「そんなことやってられるか！」という人のために、便利なアイテムがいろいろ落ちてるはずです。
やみくもでも良いので適当に移動していると、すぐに拾えるので安心？してください。

●４．戦い
相対位置情報。監獄。脱出。匿名。
こんな単語が並ぶと、殺伐としそうですね？
殺伐としましょう♪

看守がうろうろしているはずです。
遭遇してしまったら戦うか逃げるか、です。がんばってください。

他の囚人と遭遇することもあります。
戦うか、それとも何もせずやり過ごすかはアナタ次第。
でもアナタが見逃したつもりでも、相手は襲いかかってくるかもしれません・・・・

●５．アイテムとレベルとストーリー
この世界にはいろいろなアイテムが存在します。
地図を作ったり、プレーヤーを探したりするくらいのアイテムはありそうです。ってことはもっと凝ったアイテムもありそう。

アイテム入手方法は２つ。１つ目は落ちているアイテムを拾う。
２つ目は相手を倒してアイテムを手に入れる。（相手がアイテムを持っている場合に限る）
でもいずれの場合も「それがアナタのまだ持っていないアイテム」の場合のみ、表示されて入手できます。
なおアイテムには、使うと消えるものや使うことで装備しないと効果を発揮しない（持ってるだけじゃダメ）モノもあります。
まずはアイテムを拾ったら、アイテムホルダーからそのアイテムの説明を読んでみるのが良いかも。

アイテムは「捨てる」こともできます。捨てたアイテムはその場所に落ちます。
つまり「落ちているアイテム」は、システム的に最初から落ちているアイテムかもしれないし、誰かが捨てたアイテムかもしれません。区別はつきません。
困っているプレーヤーがいたら、わざとアイテムを捨ててその場所を教えてあげる、なんてのもいいかも♪

ちなみにアイテムを捨てる時に・・・いやゲフンゴフン。
・・・昔ファミコンに「スパイＶＳスパイ」なんてのがありましたっけ。いや独り言独り言。

さて、相手を倒すとレベルが上がります。レベルはアナタの攻撃力に反映されます。
相手がアイテムを持っていた場合、それを自分のものにできます。

こう聞くと「殺って殺って殺りまくれ！」と思うかもしれませんが、ちょっと待って。

看守を倒せばレベルが上がりますが、囚人を倒してもレベルは上がらないどころか、まれに下がります。
しかし逆に、看守を倒してもアイテムは手に入りませんが、囚人を倒せばアイテムが手に入ります。
さあどうする？
これを「囚人のジレンマ」と言います（ウソ

ＨＰが尽きてやられてしまった場合・・・・
レベルはもとに戻り、持っていたアイテムも全て消滅します。場所もゲーム開始時点に戻されます。
しかしそれまでの「移動記録」と「ストーリー」は保持されるので、無駄にはなりません。

移動を続けていると、時々「ストーリー」が現れます。
拾ったストーリーは、後から「ストーリーホルダー」で読み直すことができます。
ストーリーを集めることで、この世界が少しずつ分かってくるかもしれません。笑えたり、背筋が寒くなったり・・・
ストーリーの中には、「ある条件」を満たさないと拾えないものもあります。
その時に拾えなくても、条件を満たした（と思った）ら、再度その場所へ戻ってみると良いかも知れません。

●６．おまけ
この妄想の監獄は2008年11月にれさくが個人的に作りました。
「相対位置情報」と「ストーリーを集める」という要素を位置情報ゲームに反映したかったためです。
その後、電波の杜としてスマートフォン対応などの改修を行っています。

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